【注目銘柄&保有銘柄】楽天(4755)
銘柄紹介
本日は、【注目銘柄】かつ【保有銘柄】である、楽天(4755)をご紹介いたします。
言わずと知れたECサイト『楽天市場』を擁し、金融・旅行など周辺のサービスを展開することで『楽天経済圏』を形成しております。
最近では2019年から携帯電話事業に参入し話題となっています。
8月11日に2020年12月期の中間決算発表がされまして、ECサイトは伸びているもののコロナ禍による旅行事業の減速や、携帯電話事業の先行投資増により赤字転落となりました。
この内容は投資家へのネガティブサプライズとなったようで、翌日以降の株価は軟調に推移しています。

週足で直近一年を見るとこのような感じです。コロナショックで一時急落しましたが、巣ごもり消費需要の増加に伴い4月中にはコロナ前の水準を回復しました。(Amazonも絶好調のようです)
最近の楽天の株価は【携帯事業の進捗】×【巣ごもり需要の取り込み】の良し悪しにが大きな要因となって変動しているように見えます。
楽天の魅力は?
楽天の魅力を整理してみました。
- 配当金 :0.46%(前提:配当金4.5円/年/株、株価8/17終値972円)
- 株主優待:楽天キャッシュ500円(100株保有、長期優遇あり)、2,000円相当の楽天トラベルクーポン
- 成長性 :EC・金融などは順調に成長。携帯電話事業は成長期待・事業リスクが混在。
- その他 :楽天経済圏を私生活で活用しているかで大きく変わる?
まず、配当利回りは決して高くはないです。優待を活用しきることで、配当+優待の利回りは3.0%となり、それなりの魅力が出ます。
成長性としては、堅調な事業もありますが、なんといっても一番は携帯電話事業の良し悪しにかかっています。
携帯電話事業はどうなのか?
携帯電話事業では2028年度までの10年間で5000億円強の投資を計画していると発表されています。18年度の利益が1,423億円、19年度が319億円の赤字ですので、相当な規模の投資であることがわかります。
一方で、契約者数は700万契約が損益分岐点であると三木谷社長は説明していますが、現在は1年間無料キャンペーンを打ち出している先着300万人の契約も未達の状況(6月30日に4月上旬のサービス提供開始から3か月で100万回線契約突破を発表)ですので、この契約者数の伸びにかかっていると思われます。
会員を増やしたくても基地局の整備(投資)が進まないとサービスの質が維持できないため、当面は難しい舵取りが求められそうです。
私の投資スタンス
いろいろと考察してみましたが、成長余地と事業リスクが混在していて評価は当面難しそうです。
そんな中ので、私の投資スタンスは、『結論、楽天ファンとして可能性に賭けれるか』ということかと思います。
私は私生活で楽天経済圏にどっぷり浸かっておりますので(今後ブログネタにしていきたいと思います)、楽天のサービスが拡充されていくことで私生活が便利になっていきますので、優待含めて長期視点で保有する同期になっています。
また、課題の携帯電話事業においても、(三木谷社長曰く)楽天が導入している完全仮想化ネットワークを海外で販売し、5Gプラットフォームの世界で主役になることを目標としていおり、これが実現すると世界に大きなインパクトを与えることができると期待しています。
その意味では、このストーリーがなくならない限り『下落は押し目チャンス』の気持ちで買い集めていきたいと思っています。(手元資金と相談しながら・・・笑)
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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