【注目銘柄】楽天(4755)が急上昇!日本郵政・テンセント・ウォルマートと資本提携を発表!
こんばんは。ヒラ会社員のヒラリーです。
今日は楽天の資本提携に関するニュースをご紹介します。
先週3/12(金)に楽天が日本郵政・テンセント・ウォルマートと資本提携するとのニュースが飛び込んできました。
資本提携の概要
まず、発表内容について日経新聞の記事をまとめると以下のようになります。
- 第三者割当増資で2423億円を調達する
- 日本郵政、中国ネット大手のテンセント、米ウォルマートなどが引受先となる
- 日本郵政が8.32%(約1500億円)、テンセント子会社が3.65%(約650億円)、米ウォルマートが0.92%(約166億円)を出資する
- 調達した資金は主に国内の携帯電話事業に投入し、基地局整備などに使う
楽天の戦略
今回の資本提携や、日本郵政傘下の日本郵便と既に提携している内容を踏まえた楽天の戦略は以下のようになります。
- 日本郵便との提携では、物流事業のデータ活用による物流の効率化や携帯電話事業、金融などの幅広い分野で協業。
具体的には日本郵便が持つ約2万4000局の郵便局内で、楽天の携帯の申し込みカウンターを設置し、幅広い年代から新規契約を狙う。 - テンセントとの提携では、国内売上が8割である楽天の海外展開の足ががりに
- 増資による資金調達では、これまで課題視されていた楽天の財務の厳しさに対応する。
(自己資本比率は2020年12月末時点で4.9%と18年12月末に比べて5.6ポイント悪化しており、兆円単位の投資がかかる携帯事業を展開するには財務強化が必須ととみられていた。)
発表後の株価
上記の発表を受け、翌営業日の楽天の株価は急上昇し、ストップ高となりました。
これは約5年3か月ぶりの高値水準になります。
直近1年を週足で見るとこのような感じです。
ひとこと
ということで、楽天の資本提携・増資・戦略についてまとめてみました。
個人的な感想としては、日本国内においてここまでのポジションに上り詰めたことに満足せず、グローバルでの生き残りをかけて挑戦する姿勢は好感をおぼえました。
将来を見据えたときに、人口減少していく日本やグローバルでのテクノロジーの進化などを考えると、攻めの姿勢を忘れてはいけないのだと思います。
これまでも日本国内での地位にあぐらをかいている企業が、ある日一瞬にして黒船に駆逐される姿も見てきました。
今回の一手が成功するかはまだ分かりませんが、投資家として、楽天経済圏の住人として、今後のニュースは継続してウォッチしていきたいと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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