【ニュース】グリムス (3150) が大幅下落!電力需給逼迫で新電力に逆風

2024年1月9日銘柄情報

こんばんは。ヒラ会社員のヒラリーです。

今日はここ最近話題になっている電力需給の逼迫に関する話題です。
この影響で12月に購入したグリムス(3150)が絶賛大幅下落中となっております。。。
(下の方で紹介してます)

いま、電力業界に何が起こっているのか

まず、なにが起こっているのかを整理しますと、以下のイメージです。

・起きてること
電力需給が逼迫して大変!需要増加と供給課題の両面の原因があるが、通常の電力会社の設備使用率は80%台くらいなのに1月からは全国的に90%を超えていて8日には東北・北陸で一時99%に達した。
電力各社は節電の呼びかけや、ガス業界や自家発電設備を持つ企業からの電力融通などを要請している。

・受給が逼迫すると何が問題なのか?
電力は需要と供給のバランスが崩れると大規模停電(ブラックアウト)が起きてしまう。
2018年の北海道地震の際に大規模停電が起きたニュースは記憶に新しいのではないでしょうか。

・なぜ受給が逼迫しているのか?
需要面では、
①寒波により想定以上に暖房などの需要が伸びている
②新型コロナによる緊急事態宣言などにより在宅勤務が広がり、結果として各家庭で電力が使われている
供給面では、
火力発電燃料となるLNG(液化天然ガス)供給に不安がある。
①米国産LNGをアジア向け輸出する際に使うパナマ運河の渋滞
②オーストラリア産では産地拠点の生産トラブル
等の影響がありLNG価格も上昇している。

・新電力(電力小売り業)への影響は?
自分たちで発電している電力大手とは異なり、電力小売りの自由化によって参入した新電力と呼ばれる業者は【日本卸電力取引所(JEPX)】という市場で電力を調達して一般家庭や企業へ販売するが、その市場での取引価格(スポット価格)が急上昇しており、経営を直撃している。

どれくらい上昇しているかというと、
12月上旬は10円未満でしたが、1月上旬には100円を超え、1/12には200円を超える水準も記録しています。(JEPXのHPより、システムプライス(円/kWh)推移を参照)
平常時の20倍以上というイメージでしょうか。もし自宅の電気代が20倍になったと想像すると恐ろしいです。。。

今後の動向は注意してみていこうと思います。

グリムス(3150)のご紹介

ということで、私の保有している銘柄についてのご紹介です。
グリムスは四季報を見ると以下の通り、新電力事業が売上の46%を占めているので、上記の影響を大きく受けることになってしまいました。

<連結事業の内訳> ※楽天証券より引用(20年3月期)
エネルギーコストソリューション:29%、スマートハウスプロジェクト:25%、小売電気:46%

グリムス(3150)を購入したときの記事のリンクはこちら↓

暴落中のチャートはこちら↓ すごいですね。。

中長期的には再エネ・カーボンゼロに加えて新電力も伸びていくと思っているのですが、いまだ構造的な課題も抱えていることがわかりましたので、情報収集は継続していきたいと思います。

どうしても下がると買い増ししたくなってしまうのですが。笑
もう少し様子を見て、落ち着いたら検討してみます。

ここまで読んでいただきありがとうございました。