【注目銘柄】コロナ後の期待銘柄を考察する。スタジオアリス(2305)
本日は昨日に引き続き、コロナ後に復活期待のできる銘柄について考えてみたいと思います。
基本的な考え方は同じで、『コロナによって需要の先送りがされていて、落ち着けば需要が一気に回復する』というものです。
銘柄紹介
今回はスタジオアリス(2305)をピックアップしてみました。
子供写真館の最大手で、七五三が売上の4割を占めます。最近では出張撮影やアプリなどの新規事業を育成中のようです。不採算店舗の閉鎖等で減収影響があることに加えて、上期はコロナでほぼ稼働できていなかったので、今年度は上期中心にとても厳しい経営状況となっています。
ただし、七五三などの各イベントは一生に一度のことであり、きれいな写真を残してあげたいのが子を持つ親の想いではないでしょうか。
ということからも、コロナの不安が軽減されるにつれてリスク回避していた客足が戻ってくるのではないかと期待しています。
また、不採算店舗の閉鎖や新規事業による新たな収益源の育成により、コロナ禍をバネに筋肉質な体質になることも考えられます。

週足で直近一年を見てみるとこのような形で、まだコロナ前の回復には至っておりませんが、業績の回復とともにコロナ前水準に戻すことができれば1,600円水準から2,000円水準までの上昇はあり得るかもしれません。
また、株主優待では無料撮影券ももらえるため、小さいお子様のいる家庭では重宝するかと思います。
保有状況
実は、私も少し前までは上記のシナリオを想定し購入していたのですが、本当に上がるのか自信がない中でビビって少しの上昇で利確してしまいました。。(後悔)
もう少し下がることがあれば押し目買いも検討していきたいとは思いますが、売却した理由の一つに『もう余裕資金がない(涙)』ということがありましたので、これからはキャッシュポジションの管理も意識していきたいと思います。
やはり兼業投資家は、本業に支障の出ないように余裕を持った投資スタイルにしないといけないと痛感しました。
スタジオアリスのリスク認識
ここまで、スタジオアリスのポジティブイメージを書いてきましたが、一方で懸念もあります。
それは、少子化が進む中での市場の縮小と、より廉価な競合の出現です。どちらも将来のリスクとなると思います。
それを検討するにあたりより長期のチャートを見てみますと、コロナ前までも下落トレンドになっていることがわかります。(週足で5年分のチャートです)

ですので、この1年ほどは回復傾向になると思いますが、その後も成長が続くのか否かは『スタジオアリスのサービスの拡充』と『競合・市場の動向』を注視していく必要があると思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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